2017年10月24日火曜日

「月へのスパート」誕生秘話

今から15年ほど前、私が中学3年生だった頃のある日、私は母方の祖母の家にいて祖母の家のピアノを適当に弾いていました。多分、夏だったのだと思います。大自然に囲まれた田舎の家なんですが、実はその時に、私は突如、陸上競技場のトラックと晴れた空がイメージとして浮かびあがりました。そして、この作品のイメージに合うようなピアノを適当に弾いていたんですね。ピアノの音色はだいたいは決まってはいるものの、楽譜は未だに作成しておりません(笑)



その時にイメージしたのは、ある学生二人が晴れた空の下でトラックを全力で走っているというシーンでした。だけど、そのシーンは一人の回想であり、もう一人の大切な人がいない、既に亡くなってしまったという設定で作り上げたものでした。ちなみに、この登場人物は学生のような若者であることは間違いないのですが、男と女、または男と男、もしくは女と女という風に性別は全く意識していませんでした。ただ、一人が大切な仲間を失い、その失った人のことを思い出しながら一緒に走っていた時のことを回想しているというものだったのです。



このように、「月へのスパート」の構想自体は既に私が中学3年生の頃からあったのですが、何せ個人的に生涯、小説を書くなど夢にも思っていませんでした(笑)



私は文章能力などはかなり低いほうだと思いますし、国語もすごく苦手でした。この15年間、ごくたまに、上記の構想のことについてぼんやりイメージすることはあっても、小説など書く暇も無いというか書くきっかけすらなかったのです。



それから約15年の年月が経ち、この作品を本気で小説として書いてみたいと思ったのは、私自身が2016年10月、秋のとっても綺麗な満月を見て詩を書いてみたいとふと思い、もしかしたら、私がかつて昔からイメージしていた構想を一つのストーリーとして描けるかもしれないと思い、およそ2日間ほどで自分の頭の中でストーリーの根っこの部分を完成させることが出来ました。それゆえに、実際に文字でこの作品を完成させることができました。




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